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パール判事の日本無罪論 (小学館文庫)価格: 560円 レビュー評価:4.5 レビュー数:92 この本は、パール博士を紹介した本というより、パール博士に仮託した著者の意見書だと思います。ちょっと歴史をかじったことのある人には、解っていることが多く、正直、途中から流し読みしました。これを読む暇があったら『東京裁判』の映画をみた方が良いかと思います。つまり、東京裁判=不当な裁判と主張する、代表的な書物というところでしょうか。ところで、東京裁判=ナンセンスな戦勝国による偏った裁判、ってことは、国内で沢山の書物がありますが、所謂、戦争裁判を正当化する書物ってないな、と思いました。また、『ながい旅』という、戦犯裁判で、名古屋空襲は無差別爆撃だ、と米軍の無差別爆撃性を認めた判決が至るまでを描いた本 |
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1968〈上〉若者たちの叛乱とその背景価格: 7,140円 レビュー評価:3.5 レビュー数:9 リアルタイムで1968年という時代を体験していない世代の私たちにとってはとても貴重な記録です。同時代を生きた人は、そしておそらくそうした人たちこそが、酷評しているのでしょう。しかしそういう人たちに言いたいのは、「じゃあどうしてこれまであんた書いてこなかったんだ」という、ただその一言です。
全共闘世代が「大人」になってしまって「あの頃は若かった」と口をぬぐって、過去の時代について、あたかもそんな時代など存在しなかったような口ぶりで平然としているからこそ、小熊は本書を書かなければならなかった。それに文句をつけるならあんたが書きなよ。あんたたちが口をぬぐってきたせいで、後の世代の者がど |
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