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鉄道旅行の歴史―19世紀における空間と時間の工業化価格: 3,360円 レビュー評価:4.5 レビュー数:3 鉄道ネットワークという物理的インフラが、イギリス全土を覆う過程で、「はからずも」時間と空間に対する人びとの想像力を根底から変えてしまったことを指摘。ベネディクト・アンダーソンより30年早く「想像の共同体」を看破したこの部分だけでも、読む価値はある名著だと思います。
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ベルクソンの哲学 (叢書・ウニベルシタス)価格: 2,100円 レビュー評価: 5.0 レビュー数:1 この著書の全体的な目的は、ベルクソンにおける「持続」、「記憶」、「エラン=ヴィタル」という三つの概念が互いにどのような関係にあり、どのように作用しあい、それらがベルクソンの哲学をどのように構成しているのかを描き出すことである。そして、ベルクソンの純粋持続を単なる自己の内的な持続から区別し、記憶−記憶内容としての過去と、集約としての記憶−収縮という二つの側面が共存する潜在性であると強調したことは、ドゥルーズのベルクソン解釈における最も優れている点のひとつである。さらに、この潜在性としての「純粋持続」が、ドゥルーズ自身の思考体系を理解するためのきわめて重要な要素であることは言うまでもない。 |
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